大人になってから英語の勉強を始める人は多いです。
その理由は様々で、仕事のためだけでなく、自己投資や趣味として学習する人も最近では増えてきました。
ネットの普及もあり、英語学習はある種のブームになっていますね。
では、大人になってから英語を習得すると、いったいどんなメリットがあるのでしょうか?
そもそも英語学習のゴールは何なのでしょうか?
本記事ではそんな疑問に答え、大人になってから英語を学ぶメリットを様々な観点から紹介していきます!
「なにより、時間とお金がかかってしまう…」
「それなら英語なんて学ばなくてもいいのでは…?」
英語を学んでいる人であれば、誰しも一度はこのような疑問を感じたことがあると思います。
英語の習得までの道のりは、とても長いですからね…
学生であれば将来の仕事に生かすこともイメージしやすいですが、すでに会社で働いている大人からすると、環境の変化や将来の可能性が以前よりも限られてしまっているように感じてしまいがちです。
では、どうやって英語学習のモチベーションを維持すればよいのでしょうか?
英語を身に着ける必要は必ずしもない
まず前提として、日本で暮らすうえでは英語ができなくても困ることはほぼないです。
海外の発展途上国ではそうもいきませんが、日本は先進国であり、日本語は世界的にみても万能な言語です。
情報は日本語で検索すれば大体出てきますし、有名な映画や書籍の多くは日本語に訳されており、容易に楽しむことができます。
また、最近はAIの驚異的な発達もあり、翻訳など大体のことはコンピュータがやってくれるようになりました。
つまり、英語ができなくても何とかなる世界にどんどん変化してきているのです。
では、英語学習は我々にいったい何を与えてくれるのでしょうか?
その本質は、一度きりの人生を豊かにしてくれるということに尽きると私は思います。
英語は言語、目的ではなく手段
これは当たり前のことですが、英語というのは一つの言語です。
そして、言語というのは何かを伝達したり、成し遂げたりするための手段にすぎません。
つまり、「英語を習得したうえで、それを使って何をするか」を考えることが重要となってくるわけです。
大人が英語を習得するメリット3選
それでは、大人が英語を習得することで得られる具体的なメリットを3つ紹介していきます。
1. キャリアアップと昇進のチャンス
英語ができるようになると、社会における自分自身の市場価値が上がります。
会社によっては昇級・昇進の条件になっていたり、資格手当が出ることも少なくありません。
また、今は転職が当たり前の時代です。
今の会社で働きたくなくなった時のために英語を習得しておくことで、いざというときに選択できる業種や企業の幅が大きく広がります。
転職の際の大きなアピールポイントにもなり、年収にも直結してきます。
つまり、英語学習は人的資本への投資となり、英語を学習することがよりたくさんのお金を得ることにつながるのです。
2. 情報アクセスの向上
英語を理解することで、世界中の最新情報やニッチな情報にアクセスできるようになります。
海外のニュースサイトから最新の経済ニュースや市場動向をいち早く把握できたり、海外企業のプレスリリースを直接読んで、新製品やサービス、戦略的パートナーシップなどの最新情報を得ることも可能となります。
最近はAIなどの翻訳技術向上にとってかわられることも多くなってきた分野ですが、「どんな情報が欲しいのか」という情報の取捨選択には、人間の判断がまだまだ必要であると私は思います。
また、英語力があると、世界中の学術論文や研究成果を直接理解できるというメリットもあります。
3. 海外のコンテンツをオリジナル言語で楽しめる。
英語ができると、英語圏の映画やテレビ番組、YouTube動画、書籍などの多くのコンテンツを字幕・翻訳なしで楽しむことができます。
翻訳では伝わりにくい微妙なニュアンスや文化特有のジョークを理解できたり、声優の吹き替えではなく、俳優の本来の声や演技を楽しむことができます。
また、洋楽ではメロディーだけでなく歌詞まで理解して楽しめたり、ゲームではストーリーやキャラクターの背景をしっかり理解できるようになったりと、英語で楽しめるメリットも多岐にわたります。
これは英語ができる人限定の大きな特権だと思います!
英語学習に絶対的なゴールは存在しない
ここまで紹介してきた「英語を習得するメリット」は、すべてある程度英語を習得した後の話です。
そのため、この恩恵を受けるには大きな時間がかかってしまうという欠点があります。
また、どこまでその恩恵を受けられるかは、その人の職種や行動に大きく依存してしまいます。
これだけではなかなかモチベーションを維持するのは難しいですよね…
それらの条件を踏まえて、私が出した一つの結論があります。
それは、英語学習において、英語を学ぶ過程を楽しむことが最も重要であるということです。
英語を習得するうえでの目標は、人によってはあるかもしれません。
例えばTOEICで何点取るだったり、英語でコミュニケーションをとって友達を作るなどです。
しかし、英語学習に絶対的なゴールは存在しないのです。
ならば、どうやってモチベーションを保つのか。
その答えは、英語学習自体を楽しむことに帰結されると思います。
英語に限らず、何かを学び、過去の自分より成長する過程は本来楽しく、大きな喜びが得られるものです。
英語を勉強していると、ついつい「これは何に役立つのか」「せっかく長い時間をかけて勉強したのなら、何かに生かさなくては…」と考えてしまいがちです。
しかし、私は英語学習を純粋に楽しむことこそに大きな意味があると思うのです。
そして、その過程の中で「以前の自分よりも成長したな」とか「前よりできることが増えたな」と喜びを感じることができたら素敵だなと思うのです。
物事への興味は知的好奇心として大きなエネルギーとなり、成長の実感は大きなモチベーションへとつながります。
できることが増えれば自分に自信がつきますし、海外ならではの考え方を身に着けることでメンタルを強くすることだってできるはずです。
(実際僕は英語学習を通して、自分に自信を持てるようになりました)
学習過程を楽しむことで、結果的に英語も早く習得でき、いろいろな可能性につなげることができるはずです。
まとめ
英語は趣味として楽しむだけでも、人生を大きく豊かにします。
言語は伝達の手段の一つですが、習得したものを必ずしも無理に何かに生かす必要はないと私は思います。
それよりも、あなた自身がその過程を楽しむことが、結果的にあらゆる面でプラスに働くように思うのです。
なので、「自分は何のために英語を学んでいるのか」と不安に思う必要はないのです。
そのうえで、英語は大きな武器にもなります。
仕事に生かすもプライベートを充実させるも何か新しいことを始めてみるも、選択はあなた次第です。
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