あなたは普段どれくらい読書していますか?
「本を読むのは好きだけど、なかなか時間が作れない…」
「本屋さんでついつい本を買ってしまうけど、いつも買ったままになってしまう…」
そんな人、結構いるのではないでしょうか。
2018年に楽天ブックスが調査によると、「一ヵ月に一冊も本を読まない」層は社会人全体の約60%も占めているそうです。
かくいう私もごく普通の社会人です。
日々の時間は限られているので、少し前までは読みたい本があってもほとんど時間を作ることができませんでした。
ですが、現在の私は少なくとも月に5冊以上は本を読むことができています。
なぜ限られた時間でこれだけの本を読めるようになったのか。
それは、「本を読む」ことを習慣づけることに成功したからです。
本記事では、日々の読書時間が取れない方に向けて、読書習慣が身に付く方法を4つ紹介していきます!
小さい読書時間を積み重ねる
結論から述べると、読書習慣を身に付けるうえで最も重要なことは、日々の生活の中でいかに小さい読書時間を作り出し、積み重ねていくかです。
読書は数分の隙間時間さえあれば、読み進めていくことができます。
“1時間”などまとまった時間を作るのが難しい平日でも、通勤時間や休憩時間、就寝前などの数分間を読書に充てることは可能なはずです。
10分の隙間時間を1日3回見つけて読書に充てるだけでも、5日間続けば読書時間は2時間半にもなります。
時間のない中で、いかにうまく読書時間を作れるかが読書量を増やすポイントなのです。
では、具体的には何をすればいいのか。その方法を紹介していきます。
本を常にカバンに入れておく
読書の良いところは、隙間時間で読めることです。
そのためには、当たり前ですが隙間時間に本を取り出せなければなりません。
まずは本を常にカバンに入れるところから始めましょう。
そして、通勤時間やなにかの待ち時間、休み時間で、スマホではなく本を手に取ることを習慣づけましょう。
隙間時間を利用するだけでも、ページがどんどん進んでいくことを実感できると思います。
ちなみに私は、読書の半分以上をこのような隙間時間で行っています。
また、近年はAudibleなどのオーディオブックも普及してきました。
私自身もAmazonのAudibleをよく使っていますが、ナレーターがプロなのですっと話が入ってきますし、なにより運転や家事などの作業中に読書ができてしまうので、何か作業しながら読書したい方にとてもおすすめなサービスです。
図書館で本を借りる
買った本が積読になってしまう原因は、読む期限がないというのが一因だと思います。
本はいつ読んでも良いからこそ、後回しになりがちです。
そこで有効なのが、期限を設けるという方法です。
具体的には、図書館で借りた本を読むのです。
借りた本には返却期限があります。
期限があると、「いついつまでには読み終えないとな」となるので、無理やりでも日常で読書時間を見つけようという意識が働きます。
また、本を借りるもう一つの大きなメリットが、かなりの節約になるということです。
本1冊1500円だとすると、月3冊読む人では年間54000円もお金が浮く計算になります。
図書館で借りるだけでこれだけのお金を節約できると考えると、相当お得であることがわかると思います。
しかも、図書館で借りた場合、読めば読むほどにお得です。
もちろん図書館にすべての本が置いてあるわけではないし、近くに図書館がない方もいるとは思います。
私も読みたい本が置いていないときは購入しますが、基本的には本は図書館で借りるようにしています。
私は週末に図書館に出向き、借りていた本を返却するついでに面白そうな本があれば借りるようにしています。本屋さんと同様、図書館も歩いているだけでとても楽しいですよ。
本を片手にカフェに行く
隙間時間で時間を見つけて読書するといっても、読書量には限界があります。
そんなときに私がよくやるのが、週末に本と財布だけもって、最寄りのカフェに出向くということです。
すると、半強制的に読書せざるを得なくなるので、驚くほど読書に集中することができます。
土曜日のモーニングを食べながら読書なんかをすると、心も満たされて一日ハッピーで過ごせます。
スマホすらも家に置いていくと、読書により集中できると思います(私はここまではできていませんが…)
完璧主義で読書しない
ある意味精神論ですが、読書を習慣づけるうえで意外と大切だなと思うのが完璧主義を捨てることです。
完璧主義で読書しないとはつまり、「読んだ内容をすべて覚えて身につけなきゃ」と思わないということです。
ありがちなのが、「せっかく時間を割いて読書するのだから、得た知識を全て自分のものにしよう」と思ってしまうことです。
(過去の私はこうでした…)
もちろんそれができたら理想なのですが、それを意識すると“覚えなきゃ”という意識が強くなりすぎて、読書に対するハードルが高くなってしまいます。
勉強となるとこうも言ってられないかもしれませんが、ビジネス書などであれば無理に覚えようとせず、読みながら「なるほどな~」と思うくらいでいいのかなと私は思います。
そうすることで、「読書は気軽にできる楽しい娯楽」という印象が頭に刷り込まれ、本を手に取るハードルが下がるのです。
もっというと、面白くなければ途中で投げ出しても良い。そんなくらいで気軽に読書して良いと思いいます。
もちろんこの考え方は人を選ぶ部分もあると思いますが、人によっては結構有効な手法なのではないかなと思います。
ちなみに、短時間で効率よく内容を理解したい方には、速読法を身に付けるのがおすすめです。
最後に
今回は読書習慣を身に付ける方法をいろいろと紹介してきました。
読書は一冊あたり数百~数千円と安価(借りればタダ)なうえに、様々な知識を得られたり、自己投資になったりとメリットだらけの娯楽です。
そんな読書で一番大切なことは、読書自体を楽しみ、好きになることだと思います。
習慣化を意識しすぎてあまりに読書を強制させようとすると、逆に本を読むのがしんどくなってしまいます。
そうなると元も子もないので、ぜひ気楽な気分で読書と付き合っていくようにしましょう。