英語の勉強は、成長が見えにくくてなかなか続かないですよね。
しかし、英語力を伸ばすうえで最も重要なのは、長い期間継続することです。
例えば、1か月に1日だけ10時間まとめて勉強するよりも、1日15分でも毎日継続して勉強するほうが、効率的かつ着実に英語を習得できるものです。
ただ、言うは易く行うは難しですよね。
そこで本記事では、英語勉強を習慣化し、継続するための具体的な方法を紹介していきます。
本記事を読めば、英語勉強が億劫で行動できない自分から脱却することができるはずです。
また、英語勉強以外のありとあらゆることにも役立つ内容となっているので、ぜひ記事の内容を実践してみてください!
継続はなぜ重要なのか
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
これはイチローの有名な言葉です。
この言葉の通り、何か大きなことを成し遂げたり、習得するためには地道にコツコツ積み重ねていくしかないのです。
脳のメカニズムの観点からも、毎日継続することで自然と復習されて記憶に定着しやすくなります。
これは英語学習に限ったことではなく、受験勉強でもサッカーでもピアノであっても同じことです。
継続することこそが大切なのです。
しかし、我々はなかなか継続することができません。
「やる気になっても90%の人は行動せず、行動した人のうちの残りの9%の人も継続できない」といわれるほど、継続は難しいことなのです。
勉強を習慣化するのに重要な本質
ではどうすれば習慣化できるのでしょうか。
勉強する上で重要な要素をステップごとに分けて考えてみましょう。
そうすると、「勉強の開始」、「勉強への集中」、そして最後に「勉強の継続」となります。
この中で一番重要かつ難しいのが、1つ目の「勉強の開始」です。
なぜなら、人間は動き始めることに最も大きなエネルギーを必要とするからです。
理系用語で例えると「慣性力」や「活性化エネルギー」といった言葉で表されることが多いですが、どちらも本質をとらえていると思います。
慣性力
慣性力は簡単に言うと「物体は現状維持したがる」という物理法則のことで、物を動かし始めたり、逆に動いているものを止めたりするときに大きなエネルギーが必要であることを意味します。
車などを手で押す姿をイメージをするとわかりやすいかもしれません。
この法則はまさしく勉強にも当てはまり、勉強を開始するには大きなエネルギーが必要となります。
これに勝てないからいつまでも学習を始めることができず、ダラダラと過ごしてしまうのです。
逆に、勉強を一度始めてしまえば案外続くというメッセージも、慣性力という言葉には込められています。
活性化エネルギー
活性化エネルギーは、ある状態から別の状態へ移るときに必要なエネルギーのことです。
化学とかでよく出てくる考え方ですね。
これを勉強に当てはめて考えると、「ダラダラした状態から勉強を開始した状態へと移るには、高い活性化エネルギーを超えなければならない」ということになります。
つまり、スムーズに勉強をスタートするためには、できるだけこの活性化エネルギーを低くする工夫が必要だということになります。
「スムーズな開始」が「継続」につながる
ここまで、勉強を「継続」するには、勉強を「開始」することこそが重要だということを説明してきました。
これは一見ずれているように思うかもしれませんが、極端な話「勉強の開始を容易に繰り返せるようになれば、それはもはや継続である」というのが僕が伝えたいイメージになります。
例え勉強に疲れて集中が切れても、また「開始」すればいいのです。
習慣化とは「開始」のハードルが下がることが重要なポイントなのです。
長々と説明してきましたが、ここから継続のための具体的な方法を説明していきます。
解決策1: 勉強の「開始」を目標とする。
何かを習慣化するために、「毎日1時間やる」、「夜寝る前や朝起きた時に30分やる」などと時間やタイミングを決めてしまう人は多いです。
もちろん、この方法も有効なのですが、個人的にはこれは「結果論そうなったらよい」ものだと思っています。
ここまで説明してきたように、「開始」できる人は「継続」できるようになります。
つまり、「勉強の開始」というのは継続のための最初の目標としては十分なのです。
あとはこれを毎日できるようにしていき、時間を伸ばしていけばいいだけです。
むしろ、何時間やろうなどと考えると、それ自体が「大変だな」と感じ、行動をためらってしまいます。
これは「開始」を目標とする上ではむしろ逆効果です。
行動は「思い立った瞬間に(なんなら思い立つ前に)行動し始める」のが理想です。
余計な思考は意識的に控え、なにより先にまず行動し始めましょう。
解決策2: カフェや自習室で勉強する。
これは「勉強せざるを得ない」環境とするという目的で有効です。
家にはベッドやゲーム、テレビやお菓子など、勉強以外の誘惑物があふれています。
とくに、ベッドやソファーなどのコンフォートゾーンは、一度沼に入ったら抜け出すのに非常に大きなエネルギーを要します。
一方、カフェや自習室に行けば、そこには椅子と机と飲み物があるだけです。
すなわち、誘惑物が家に比べて圧倒的に少なくなるので、勉強せざるを得ない環境になるのです。
この方法はシンプルですが、非常に有効です。
カフェ代や電車賃がもったいないと思うかもしれませんが、数百円払うだけで自分が成長できるのであれば、コスパのいい投資だと僕は思います。
「ここに行くと自然と集中できる」という場所を見つけることができれば最高ですね!
それでもスマホをいじってしまうという人は、スマホを家に置き、500円と勉強道具だけ持ってカフェや図書館に出かけるようにしましょう。きっと他にやることがなくなり、勉強できるはずです。
「勉強せざるを得ない」環境は、勉強する上で重要な要素2つ目の「勉強への集中」にも良い影響を与えます。
解決策3: 他人を巻き込んで勉強する
他人を巻き込むことでも、「勉強せざるを得ない」環境を作ることができます。
例えば、「〇〇大学に合格する」と周囲の友達に宣言することで、勉強が嫌でも「宣言してしまったからには勉強しなきゃ」と思う人が多いでしょう。
ただ、これは極端な例えで、「他人を巻き込む」のは、やりすぎると自分の首を絞めてしまいます。
ポイントは、ストレスにならない適度なプレッシャーを与えてくれる環境に身を置くことです。
学習記録を他人にみてもらう
これは、「スタディプラス」や「X(旧ツイッター)」などのアプリで勉強した時間や内容を記録・発信し、誰かに見てもらうという方法です。
もしサボっていたら、フォロワーに「この人今日勉強してないな」と思われたり、逆に「他の人はこれだけしてるのか、自分も頑張ろう」といった強いモチベーションになります。
オンラインの勉強サークルに入ってみるのも、良いかもしれません。
同じ目標に向けて頑張る人とつながるのは、結構効果的なものですし、勉強したことを共有するのも意外と楽しいです。
英会話など他の人としかできない学習をする
一人で勉強するのではなく、時間を決めて他の人と学習することでも、半ば強制的に勉強に取り組むことができます。
特に英語を勉強する人におすすめなのが、毎日決まった時間に英会話をすることです。
僕は英会話の予約を毎日入れることで、面倒くさいからサボるといったことがなくなりました。
僕がおすすめするのがオンライン英会話ネイティブキャンプの7日間無料体験です。
なぜおすすめかというと、レッスンが何度でも受け放題で、他のオンライン英会話に比べて圧倒的にお得だからです(もちろん予約することもできます!)
僕自身もネイティブキャンプを英会話練習のためにずっと使い続けていますが、講師がとても親切なうえ質の高い教材も揃っているので、自信をもっておすすめできます。
7日間の無料期間も実施中なので、ぜひ体験してみてください。
その他のコツ
スマホは手の届かないところへ
前述しましたが、スマホ・SNSは学習の大敵です。
外で勉強するときはなるべく家においておくか、せめて電源を切ってカバンの中など目に見えないところにおいておくようにしましょう。
僕は家で勉強するときは、電源を切って玄関に置くようにしています。
また、セットした時間になるまであかないロックボックスもおすすめです。
学習のハードルを下げる
勉強の活性化エネルギーを下げるため、遊びに近い簡単なものから始めるのもおすすめです。
僕自身は英語学習によくYouTubeを活用しています。
言語が英語というだけで、ほぼ趣味みたいな感覚で動画を見ることができます。
英語学習におすすめなYouTubeジャンルをまとめた記事も書いているので、参考にしてみてください。
最後に
ここまで勉強の継続のためのいろいろな方法を紹介してきました。
最後のメッセージですが、勉強を続けるコツはとにかく「楽しむ」ことです。
テストや発表があると勉強が億劫に感じたり、ストレスになってしまうこともあると思います。
しかし、学ぶことは本来楽しいことです。
この基本の前提を忘れずに、楽しみながら成長していきましょう!
意識して学習を楽しむことがポイントです!
世の中は行動したもの勝ちなので、行動するだけでどんどん成長することができ、人生を豊かになっていくはずです。
本ブログでは他にも英語学習に役立つ記事をたくさん投稿しているので、ぜひ参考にしてみてください!