英語は多くの大学受験生にとって、非常に重要な科目の一つです。
しかし、その反面「難しい」「苦手だ」と感じる学生も少なくありません。
京大に現役で合格した私自身も、高校生の頃、英語には非常に苦労しました。
しかし、英語にしっかりと向き合い、学習方法を工夫すれば、必ず得点源に変えることができます。
この記事では、大学受験生に向けて、英語との向き合い方や効率的な学習法、大切なポイントについてお話します。
ぜひ英語に対する苦手をなくし、合格をつかみ取ってください。
英語が苦手だと、受験で圧倒的に不利になる
私は京都大学工学部に現役で合格しました。
でも、英語が得意だったわけではありません。むしろ、苦手で大嫌いでした。
その苦手を克服して合格したかというと、そういうわけでもありません。
正直言うと、途中で挫折して英語が苦手になり、嫌いになり、結局逃げ続けて本番を迎えました。
運よく理系科目でカバーできたので、なんとか合格できましたが、開示を見るとほぼ最低点。
当時の英語レベルは、センター試験本番の点数が200点中大体160点。入学直後に受けたTOEIC試験は550点程度だったと記憶しています。京大受験生としては歯が立たないレベルです。
大学卒業をして社会人になった今では英語が好きになり、毎日英語で洋画やスポーツ観戦を楽しんだり、英語で会話できるレベルにまでなりました。
話がそれましたが、伝えたいことは受験において英語は非常に大切だということ。合格をつかむためには逃げるべきではないし、なんとしても得点源にするべきなのです。
英語が伸びると得点は安定します。
一方、私立の膨大な量の文章題や国立二次の思考力を問われる問題だと、基礎ができていないとほとんど得点を取ることすらできません。
英語で得点を稼ぐことができれば、合計点の底上げとなり合格がぐっと近づきます。
英語が苦手・嫌いになって受験失敗とならないように、“大学受験における英語との向き合い方”を身につけましょう。
とにかく毎日コツコツが鍵
英語は上達するまでとにかく時間のかかる科目です。
数学や理科のような一夜漬けが効きません。
数か月、数年単位で得点を上げていくのが英語という科目なのです。
しかし、センスの部分が多い国語とは違って、やるべきことをやりさえすれば確実に得点できる科目でもあります。
英語を上達させるには、非常にありきたりではありますが、早いうちから毎日コツコツ継続して英語に触れることが最も大切です。成績を伸ばすための一番の近道は圧倒的な積み重ねなのです。
単語帳を使った語彙の暗記やリスニング練習など、1日10分でも良いので、英語に触れる習慣を作りましょう。
高校生の皆さんは、忙しい学校生活や部活動などで時間が取れないと感じることもあるかもしれません。
その中でも、通学時間や休み時間を使って単語を覚える、リスニングの音源を聴くなど、スキマ時間を上手に活用してみてください。やった分だけあなたの英語力は確実に伸びます。
逆に、ここで他科目に逃げたりサボったりすると、受験直前にどうすることもできないことに気づき、大きな絶望を味わうことになってしまいます。
英語を楽しむ
英語は言語でツールにすぎません。言語の本質はコミュニケーションです。
そして、コミュニケーションは楽しいものです。英語を楽しむ習慣を身につけましょう。
英語を楽しむための僕のおすすめは、まず最初に一冊の単語帳を完璧に覚えることです。
長文も文法問題も、基礎の単語がわからなければ手も足もでなくなりがちです。
受験生時代の私は、読めば読むほどにわからない単語が溢れてきて、パニックになり英語が嫌いになっていきました。
もちろん、初見の単語を推測する能力も必要ですが、わかる単語が増えれば用法や文法を覚える余裕ができ、得意・好きにつながっていきます。
理想は、数学など他科目で疲れたとき、休憩がてらに英語に触れることです。単語でも長文でも、模試じゃなければ、少し空いた時間に読むというくらいのフランクさで大丈夫です。
むしろ、英語に対する障壁を小さくするのが、英語上達のポイントだったりします。
洋楽や洋画、YouTubeなど受験勉強と離れたところで英語に触れるのもおすすめです。
私は大学生になってからYouTubeで英語を聴きまくって英語力を伸ばしましたし、なにより好きなことで学ぶ英語は格別楽しいです。
受験勉強となると、どうしても義務的に取り組みがちですが、英語は世界との扉を開くツールであることを忘れずにいてください。
受験生におすすめのツール
大学受験生にとにかくおすすめなのが、スタディサプリ高校・大学受験講座 です。
スタディサプリはリクルート社が提供するオンライン学習教材で、とにかく安い・授業の質が高い・カバー範囲が広いといいとこ満載です。
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私自身も受験生当時、化学や数学などでスタディサプリを使いまくっていましたが、授業の質も大手塾と同じかそれ以上だと感じました。
気になる方は詳しく紹介したこちらの記事も参考にしてみてください。
また、英語初心者におすすめの学習本も紹介しています。
英語が苦手・基礎から学びたい方にはピッタリなので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
繰り返しになりますが、大学受験で英語を得意科目にするためには、早いうちから毎日コツコツと積み重ねることがとにかく重要です。
そのためには、日々英語に触れる習慣を身につけましょう。
英語を受験直前に一気に伸ばすのはかなり難しいです。
そして、直前に英語を勉強する時間はあまりないです。
なぜなら、直前期は理科や社会などの暗記科目をするほうが効率が良いからです。
受験直前に焦らないためにも、早いうちから語彙力を増やし、リスニングに触れ、長文読解を練習しながら、自分に合った勉強スタイルを見つけてください。
そして、英語を「苦手」から「楽しめる科目」に変えられるように、ポジティブに取り組んでいきましょう。