2025年を迎えて、新NISAも2年目となり、投資も多くの人に広まるようになりました。
特に、2023~2024年は過去を見てもまれなほどの好調相場で、アメリカのS&P500指数は円換算で1.8倍以上にもなりました。

インデックス投資で短期でここまで増えてしまうのはびっくりです。
しかし、株価が上がり過ぎた際には、必ず調整局面の下落が来ます。
なぜなら、株価は大小さまざまな上下を繰り返しながらゆっくりと上昇していくからです。
これは歴史が証明しており、2025年は直近で上がり過ぎた分、大きめの調整や暴落が訪れる可能性も十分あります。
ですが、新NISAで投資を始めたばかりの初心者は、絶対にここで動揺して売ってはいけません。
なぜなら、長期投資は日々の株価に関わらず淡々と積み上げていくべきものだからです。

とはいっても、含み損が増えていく中メンタルを保つのは簡単なことではありません。
そこで本記事では、暴落時でも日々の株価を気にしないメンタルを保つ方法を紹介していきます。
暴落時でも日々の株価を気にしない方法
株価・損益を見ないことが大切
結論、積み立て設定をして証券アプリをアンインストールするだけです。
これだけで、問題ないです。
あとは日々の株価や証券口座残高など忘れて、日々の生活を楽しめばOK。
長期投資でやるべきことは非常にシンプルです。
むしろ、気持ちに左右されて余計なことをしないことが大切です。
なぜこれだけでいい?
なぜ証券アプリをアンインストールするだけでいいのでしょうか。
それは、長期投資失敗の原因は「途中で売ってしまうこと」であり、その原因のほとんどが「下落に耐えられなくなる人間のメンタル」にあるからです。
投資には次のような有名な格言があります。
第一位:亡くなっている人
第二位:運用しているのを忘れている人
これは長期投資の本質を得ていると思います。
つまり、長期投資においてやるべき唯一のことは「余計なことをせず淡々と持ち続けること」なのです。
長期投資に損切りは存在しない
長期投資に損切りは基本的に存在しません。
むしろ長期投資であれば、下落局面は安く仕込めるお買い時バーゲンセールのようなものです。
どうせ長期的にみて株価が上がるのであれば、安く買えた方がお得ですよね。
長期投資は株価が上がっても下がってもありがたい唯一の投資であると私は思います。
日々のニュースで株価暴落なんて言葉が聞こえてきたら、不安にならずむしろガッツポーズしましょう。
注意点
注意点として、これは広く分散された低コスト優良ファンドを買っていることを前提としています。
信託報酬の高いぼったくりファンドを買ってしまっている方は、今すぐ見直しましょう。
また、個別株にはこの原則は必ずしも当てはまりません。
長期インデックス投資と異なり、個別株の場合は損切りが必要なタイミングがあるからです。
どのような銘柄を買えばよいかわからないかたは、山崎元さんと水瀬ケンイチさん共著の『ほったらかし投資術』を読めば理解することができます。

私のバイブル的投資本で、投資初心者に非常におすすめです!

また、積み立て設定がしっかりとできているかは要注意です。
もし積み立て設定できておらず、それに気づけなければ大きな機会損失になってしまいます。
今一度しっかりと確認しましょう。
最後に
株価というものは投資額が大きくなればなるほど、毎日の変動額も大きくなります。
一日で月収分くらいのお金が増減するのは、初心者にとってなかなか耐えられるものではないはずです。
しかし、投資期間が長くなれば、株価は自然と収束していきます。
資産形成は長期戦です。
日々の株価に動じず、豊かな生活を送れるように私も含めて頑張っていきましょう。