社会人になり、資産形成のために投資を始めたい!でも、初めてで何を買えばいいかわからないし、投資は怖い…
初めての投資はわからないことも多く、誰しも不安なはずです。
SNSでは、個別株や信用取引で大損して自己破産なんて人もちらほら…
投資選択を間違えて過剰なリスクを取ってしまうと、大きく損してしまうこともあります。
ですが、正しくリスク管理をして投資すれば、資産形成は大きく加速していきます。

ちなみに、正しくリスク管理できていない投資はただのギャンブルです。
そして、正しいリスク管理をするためには、投資に対する正しい知識を自分自身で身に付ける必要があるのです。
特に2024年から始まった新NISAは利益が非課税となる素晴らしい制度なので、活用しない選択肢はありません!
今回は、投資を始める社会人に私がおすすめするインデックス投資本を紹介していきます。
投資を始める前に正しい知識を身に付け、自身のリスク許容度に合った正しい投資を始めましょう!
社会人がするべき投資法
まず前提として、社会人はインデックスの積み立て投資から始めることを強くおすすめします。
なぜなら、インデックス投資はリスクが比較的小さいうえ、長期的には大きく資産が増えやすいからです。
インデックス投資とは、市場の値動きを示す指数(=インデックス)の値動きに連動をめざす投資手法のことです。

簡単に言うと、特定の株ではなく市場全体の平均に投資するイメージです!
投資というと個別株や高配当株をイメージする人もいるかもしれません。
ですが、これらの投資はインデックス投資に比べてリスクが大きく手数料も高い傾向にあるため、十分な知識をつけてから始めても遅くないです。
数多の著名な投資家はインデックス投資をするべきだと述べていますし、プロの投資家ですらインデックス投資のパフォーマンスに及ばないことは多々あります。

投資に詳しいプロが最も儲かるわけではないのが投資の面白いところですね。
また、インデックス投資は2024年から始まった新NISAとの相性もすこぶる良いです。
新NISAとは投資で得た利益を非課税で受け取れる制度のことで、つみたて投資枠の年間120万円と成長投資枠の年間240万円、合わせて年間最大360万円まで利用することができます(上限は合計で1800万円)
インデックス投資はつみたて投資枠も成長投資枠も使うことができるので、新NISAの非課税枠1800万円をインデックス投資で埋めていくことをまずは目標にしましょう!
社会人におすすめのインデックス投資本6選
全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
私が最もおすすめするのが、山崎元さんと水瀬ケンイチさん共著の『ほったらかし投資術』です!
正直、投資初心者はこの一冊さえ読めば十分というくらい内容がまとまっています。
著者の今までの投資経験や様々な観点からのベストな選択が知見として余すことなく書かれており、なおかつ初心者でも読みやすいような工夫がされています。
「何をすればよいか」「どうしてそれをするのか」「その結果どうなるのか」がシンプルかつ具体的にまとまっているので、投資初心者は本書の通り行動すれば間違いないです。

6年以上投資し、数十冊の投資本を読み漁った私の一番のバイブル的投資本です!私自身も本書の内容を参考に日々投資をしています。
インデックス投資は勝者のゲーム
こちらも「投資のバイブル」と呼ばれるほど多くのインデックス投資家が愛用している本です。
著者は伝説とも言われる投資信託のパイオニア ジョン・C・ボーグルで、もっとも簡単かつ効果的な投資戦略は、低コストインデックスファンドと本書の中で結論付けています。
投資の神様ウォーレン・バフェットも「アメリカの投資家にもっとも貢献した人物を称えるための像を建てるとしたら、ジョン・ボーグルが選ばれることは疑いのないことだ。」と言ってしまうほど。
この言葉からも、本書の「広く分散された低コストのポートフォリオを構築する」という理論が最も基本的かつ優れた投資手法だということがわかります。
ウォール街のランダム・ウォーカー
こちらも言わずと知れた名著で、全米累計200万部を超えるベストセラーの有名本です。
本書はインデックス投資の原点となる理論を学びたい人にピッタリの本です。
ボリュームもありやや難しい内容も含んでいますが、投資の本質をついており精読する価値のある一冊です。

半世紀前から読み続けられている本書ですが、新NISAが始まった今だからこそ生きる内容が盛りだくさんです。
敗者のゲーム[原著第8版]

基本の内容だからこそ、定期的に読み返して頭に刷り込ませていきたいと思える本です。
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
投資といえば専門用語が多く、仕組みも複雑でよくわからない…
だからハードルが高い…
そんな悩みを持った方におすすめしたいのがこちらの本です!
本書は山崎元さんと大橋弘祐さんの共著で、とにかく読みやすくてわかりやすいです!
専門用語をほとんど使ってないうえ、図やイラストを多用しておりスラスラ読み進めることができます!
マイナス金利や個人型確定拠出年金(iDeCo)、つみたてNISAなど最新の日本の制度・情報にも対応しているのも嬉しい点です!
株式投資以外にも保険やローンなど資産形成に重要な内容も書かれており、タイトル通り「お金の増やし方」を学ぶことができます!
【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学
本書は言わずと知れたリベ大の両学長の著書になります!
リベ大とはYouTubeでお金に関する様々な動画を投稿しているチャンネルで、2025年現在で登録者は275万人、動画本数は2400本を超えています。
お金や経済に関する様々な知識やニュースを解説しており、内容も庶民の我々に向けてわかりやすく本質を突いたものばかりです。
私の最もおすすめする資産形成YouTubeチャンネルでもあります。

実際私は6年前にリベ大の動画をきっかけに株式投資を始めました!
まとめ
ここまで様々な投資の本を紹介してきましたが、実は投資手法の結論は似ていることに気づきます。
それは、「自分のリスク許容度の範囲で広く分散された優良インデックスファンドを長期間保有する」というシンプルで明確なものです。
ではなぜ、答えが出ているのに投資について学ぶ必要があるのでしょうか?
それは、手法がわかっていても理由がわからないと継続できないからです。
下落局面で株を持ち続けるというのは想像以上にしんどいもので、多くの投資初心者は耐えられずに売ってしまいます。
リーマンショックの時は株安円高の影響で、数年かけて株価が7割近くも下落しました。そのうえ、再び元の株価まで回復するのに約5年の月日を要しています。
つまりその期間はずっと大損状態が続いているのです。
このような下落局面で握力強く売らないために、投資についての正しい知識が必要なのです。
また、ぼったくり商品や投資詐欺に合わないためにも正しい知識が必要です。

知識は資産形成していくうえで、攻めにも守りにも大きな武器となります。
ぜひ正しい知識をもって資産形成を進めていきましょう!